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管理人Amberがひっそりと書いた詩(散文)を、 こっそりと公開することを目的として開設された空間。 更新は極めて遅い事が特徴。
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烏が一羽
オレンジ色の屋根の上

白く濁った梅雨の空

罪無き烏が水を飲む


烏が一羽 屋根の上

黒い嘴 雨水すくい 
西の空へと 飛んでった

オレンジ色の屋根の上
黒い羽根が舞い積もる

どんな肩書きあったって
烏一羽も救えやしない


――――――――――――――――――――――――――――――


創作ブログだと言う事をすっかり放置して久しいこの頃(笑)。

えーと、とりあえず、これを書いたのは「梅雨時期」です。間違いありません。
だって、文中にも梅雨の~ってあるし。

いや、これホントに梅雨の雨が切れた夕方の光景、見たままなんですわ。

福島第一原発事故以来、あちこちで放射線量の危険が騒がれ、前の菅内閣は全く後手後手で
いな藁問題だのお茶問題だの、米の放射線量だのってなってしまいましたが、
結局、いま、こうして普段通りに暮らしている野生の動物たちは、恐怖もなく営みを続けて行く訳で。

総理大臣やら農水省やら保安院やらがなにをどう弁論しても、烏一羽、救えないのが人間なんだなぁと
飛び去る烏を見つめながら、悲しくなった訳です。

きっと、彼らは体も小さいし、被ばく量も半端ないでしょうし。
自分の身に何が起きたかもわからず、ジワジワと死んで行くのです。
それを疑問にも思わず、最期まで生きてそして死んでいく。

そんな光景を想像して、一人怖く、悲しく、そして無情感に陥っちまった、そんな感じです。

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